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2つのデザイン案から、委員会なしで選ぶ方法

ロゴ・表紙・サムネイル・レイアウトの2案から選ぶための実践的な手順。何を、誰に聞くか、そして結果をどう読むか。

デザイン案が2つ、締め切りがあり、意見を持つ人が複数いる。よくある失敗は、悪いほうを 選ぶことではありません。3日かけてどちらにも決めず、最後にいちばん長く粘った人の案に なることです。

1時間で終わる手順を書きます。

まず、これは好みの問題かを見極める

デザインの判断には、投票にかけてはいけない「正解のあるもの」が含まれます。

  • 文字と背景のコントラストは十分か
  • 実際に表示されるサイズで機能するか
  • 商標や既存のものと紛らわしくないか
  • スマートフォンで崩れないか

先にこれらを確認し、落ちたものを除外してください。アクセシビリティの基準を満たさない 案を投票にかけるのは、悪い判断をグループの手続きで正当化しているだけです。

残るのは「どちらの案がより機能するか」で、これは本物の好みの問題です。ここで人に 聞くことに意味があります。

正しい質問を聞く

いちばんよくある間違いは「どちらが好きですか」と聞くことです。それでは人気投票に なり、デザインの仕事が「好かれること」でない限り、人気は求めているものではありません。

そのデザインが果たすべき仕事について聞いてください。

ではなくこう聞く
どちらのロゴが好きですかどちらが信頼できそうに見えますか
どちらの表紙がいいですか店頭でどちらを手に取りますか
どちらのサムネが好きですかどちらをクリックしますか
どちらのレイアウトがきれいですかどちらのほうが価格を見つけやすいですか
どちらの色がいいですかどちらが高級に感じますか

右の列は行動に移せる答えを返します。左の列が測っているのは、その場の誰の美意識が 多数派かです。

対象に近い人に聞く

自社チームは最悪のサンプルです。全部の試作を見てきていて、デザイナーがどちらを好きか 知っていて、プロセスへの意見も持っています。そのデザインが向けられている相手だけが、 反応を予測できる唯一の集団です。

その人たちに届かない場合でも、不特定多数のほうが同僚よりましです。少なくとも初見だからです。

一度にひとつだけ見せる

2案を並べ、それ以外は何も出さない。プロセスの説明も、「これも試してボツにした」も、 デザイナーの名前も不要です。文脈を足すほど、答えは実際の閲覧者がすることから 離れていきます。実際の閲覧者に与えられるのは1秒で、背景の物語はありません。

結果を正しく読む

差が10ポイント以内なら引き分け。 40件で55対45はノイズです。「有意な差なし」と 扱い、別の基準で決めてください——作りやすさ、展開のしやすさ、デザイナーの見立て。

大差は本物の情報。 それなりの母数で75対25なら、自分が反対の案を好きでも聞く価値が あります。この作業はまさにその状況のためにあります。

割れ方の質を見る。 半分が大好きで半分が嫌いだから五分五分、という場合があります。 これは無関心による五分五分とは別物で、むしろ尖った案が正解であることが多い。 何かを起こしているという意味だからです。可能なら票数だけでなく声も読んでください。

決めて、決めたことを言う

投票は材料です。覆してよいし、覆すべきときもあります——閲覧者はアートディレクターでは ありません。やってはいけないのは、投票を実施し、黙って無視し、次も参加してもらえると 期待することです。

どちらを選んだか、決め手は何だったかを言ってください。票と逆にしたならそれも言う。 一文で済み、「聞いた」と「聞いて、それが効いた」の差になります。

20分版

  1. 客観的な基準で落ちる案を除外する
  2. 好みではなく「仕事」についての質問を1つ書く
  3. プロジェクト外の30人に2案を見せる
  4. 差が10ポイント未満ならデザイナーに決めてもらう
  5. 結果と決定を共有する

手順3は2択のアンケートで実行できます。両方の画像を入れてリンクを配る だけで、相手は登録なしで投票できます。回答率に大きく効く点です。

答えに意味を持たせる質問文については答えてもらえる質問の作り方 をどうぞ。

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